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濱野裕生
濱野裕生

2021年02月02日

〇.2009年1月7日

〇.2009年1月7日

〇.逆ショートステイ

 そんなに多くの例を知っている訳ではないので多くは語れませんが、少なくとも老いた母を抱える私としてはデイ施設にショートステイの間を設けることによって介護士さん達の多くの視線から死角が生まれ、外れることによる転倒などのリスクは増えるし、その対策がなければデイ施設での単純なシュートステイの間の設置は怖いものがあります。我が家のように基本は在宅介護で一日の数時間をデイへ通う習性が身についたお年寄りは比較的に気が充実した方が多く、自力で動き回ろうとする意識大である事は明白。これは怖いものです。

 2005年暮れの我が家での転倒で足の踵を骨折した母は病院に3ヶ月間の入院、その後にはリハビリの為に数ヶ月間の入所をしました。その際にも、病院内でリハビリ入所施設ないでは相当数の施設内徘徊と転倒があったようです。特に、看護、介護の目が減る夜間の徘徊と転倒です。ベッドに横になっている己の姿は普通ではない、歩き回れる私が、仕事にだって就ける己が何故にこうして施設に暮らして他人様の世話を受けているんだ?。私は何ともないのに何故にここでこうして暮らしているんだろう?、と疑問を持つわけです。そして、一体、ここはどこだと思い始めては不自由な足を引き摺ってはベッドの柵をを乗り越え、薄暗い施設の廊下の床を這い回るという・・、そんな施設での母の姿があったそうです。数回はベッドの柵を乗り越えようとして頭から床へ転げ落ちたこともあったとか・・。それを巡回に来た介護士や看護師さんに発見されたと・。各部屋に分かれて入所させるということが如何に危険なことか・。

「そんなことはない」、「準備万端の設備体制をもった介護施設もありますよ」、「コンクリートではなく、木質系でソフト素材を使った壁や床。壁に下がる絵でさえも枠は角が丸くてソフトな材料で作られたり・・」、と母を担当される地区ケアマネさんは言いますが、私はそういうことではないと思っています。

 徘徊探知機だって既に施設には普通に設置され、カメラとワイヤレスで施設内のどの場所で何が起きて、誰がどんな状態で床に転んでいる・・、とそんなことまで分かる施設は確かにあります。4つしかない男性トイレに5人が一度に利用しようといている光景が監視カメラに写っていようが、それが分かるだけでは意味がない。

 要するに、たとえ監視カメラが完璧にセットされた施設であろうがなかろうが、数十センチ離れれば転倒の瞬間を目撃した段階で倒れていく者を救うことは不可能。つまり、本当の介護というものは24時間というもの介護者と被介護者は身体をくっつけて同じことを考えていないとできないこと。24時間の動作介助と思考介助です。でも、それは到底不可能なこと。 これが私が「せめて介護は在宅で・それが理想だ」、と考える理由です。

 現実に母に起きた施設内での車椅子の逆走事故を語れば、日頃から母が使う車椅子はバーを引いてブレーキを掛け、前に倒してロックの解除です。しかし、母が通うその日の施設では通所者全員が使っている車椅子の洗浄の日だったらしく、母に一時的に与えられた車椅子はブレーキの掛け方が逆のタイプだったんです。

 その車椅子で自走でトイレに行った母はブレーキをロックしたものと思い、手摺を掴んでトイレに施設の移動して用を足し、車椅子の一部へ手を置いていつものようにお尻から車椅子へ移動しようとしたんです。 しかし、施設から母に与えられていた車椅子のブレーキロックが逆なタイプだった為、母は半分だけお尻を乗せた状態で車椅子が後ろの壁に向かって逆走。 母は投げ出されるようにトイレの床へ転倒し、右側頭部を痛打したようでした。

 「お母様が転倒されました」、という電話連絡で職場から施設へ駆けつけた私が見た光景は「ツヤさん、勝手にブレーキを緩めちゃ駄目でしょっ」、と母が説教をされている場面でしたが、咄嗟に私がその場にあった車椅子を調べるとブレーキの掛け方が逆のタイプ。

「あなた達の言葉が間違っている」、「この車椅子は普段の母が使っている車椅子とはブレーキの操作方法が逆だよ」、「母の行なったブレーキ操作は正しかったはず」、「何で母が普段から使う対応の車椅子を与えなかったんだ」、「この施設に母が使うタイプの車椅子は何台もあるじゃないか!」、と語彙を荒げて言い返せば、施設の責任者を始めとして全員が下を向いてシーンと・・。施設がどんなに設備を充実させていようが、どんなに立派な施設だろうが、結局はそこで働く者達がどれほどの気概を持っているか・、なんだと思います。

〇入院や通所、入所の契約時

 施設側と家族が必ず交わす契約書がありますね。全体的に言うと、万が一の際に施設側の責任が軽減されるような内容にはなっているんですが、家族側に有利に働く文言もあります。
 例えば、利用者自身の病歴で、入所や通所、病院への入院に際してお年寄りが抱えている病気や病歴。手術歴などを施設側に伝えておく部分ですが、多くの施設で施設長をはじめとしてそこで働く看護師や介護士はこの内容を把握してはいません。これは絶対と言い切れるほど把握はしていません。第一、多忙な中での把握は無理があります。でも、本当に優良な施設というものは、こうした人的に優れた人の配置・ではないかと思います。
 

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Posted by 濱野裕生 at 16:25│Comments(0)☆同居記録
 
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